走行音の「牟岐海岸鉄道」

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デッドマン装置の作動と解除方法

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皆さんはデッドマン装置をご存知でしょうか?

『列車の運行中に、運転士が急病などで失神状態になった場合、ベルまたはブザーで警告を与え、一定時間以上これが確認されないときは非常ブレーキがかかります。この装置のことをデッドマン装置といいます。
運転士に荷重な負担とならないよう、主幹制御器に設けられたノブを押し続けるものや、足踏みスイッチを踏み続ける方法が一般的です。鉄道は大量の乗客を安全、確実に目的地に運ぶ役割があるので、安全装置も二重、三重となっています。』(カッコ内は、http://www.mintetsu.or.jp/knowledge/term/168.html 社団法人 日本民営鉄道協会のHPより引用)

なるほど、もし離してしまったら、非常ブレーキがかかるのか・・・
では、その非常ブレーキを解除するにはどうすればいいのだろうか?
色々調べてみたのですが、分かりませんでした。

ということで、デッドマン装置の作動と解除方法について阪急の運転士さんに伺ってみました。

 ツーハンドル車の場合・・・
●デッドマン装置の握り部分を離すとどうなるか?
○非常ブレーキがかかる。
●では、非常ブレーキを解除するにはどうすればよいか?
○握り部分を再び握ればよい。
 ワンハンドル車の場合・・・
●デッドマン装置の握り部分を離すとどうなるか?
○ツーハン車と同様に、非常ブレーキがかかる。
●では、非常ブレーキを解除するにはどうすればよいか?
○握り部分を握って、一旦非常ブレーキの位置までハンドルを持っていく。そして、ハンドルを元に戻すと非常ブレーキは解除される。

運転士さん、ありがとうございました。

ちなみに、JRや3セクの車両はデッドマン装置の変わりにEB装置を使っている場合が多いです。
EB装置(正式には緊急列車停止装置)とは『15km/h以上で走行中の列車の運転士が、、マスコン・ブレーキ・警笛(機関車の場合はこれらに加え、「砂撒き」操作も入る)などの機器のいずれかを1分以上(あおなみ線では30秒以上)操作しないと警報ブザーが鳴動するとともに警報ランプが点灯し、5秒以内にこれらの機器を操作するか、リセットスイッチ(バーまたはボタン式)を操作しない場合、即座に非常ブレーキがかかる。』(カッコ内は、wikipediaの「緊急列車停止装置」の項目から引用)